・・・。
今日はネタがない。平和な一日でした。
しかし、事件は忘れた頃にやって来る。油断大敵。
平和な夕食のひととき。家族の笑い声。
その、和やかな雰囲気をぶち壊す嫌な音。
ブ~~~~~~~~ン。
な、何の音だ。
は、蠅だ。何故この寒い時期に貴様は生きていられるんだ。
思わず魔剣(新聞紙を丸めた筒)を手にしたが、奴は電灯の
中にいた。
これで、成敗すれば埃が夕食にかかってしまう。
必勝アイテム、殺虫剤も使えない。
ふ、不利だ。残りの仲間も他の部屋へ移動している。
1対1の勝負。こちらに武器はない。
しかし、奴だけは絶対に許せない。ここで、閃いた。
究極技を出すのは今しかないと。
1回目の技は、惜しい所で外してしまい、2度目はかすりも
しなかった。
3度目、遂に技はヒットした。
「究極、羽つかみ。」
隣の部屋から、悲鳴が。
「蜂がいる~。」
一体この家はどうなってるんだ。と思いながら隣の部屋へ
移動した。
確かに、ハンカチを干してある場所に蜂が止まっている。
しかも、奴には究極技は通用しない。
成功しても、私の手が刺されてしまう。
私は、再び魔剣を手にした。
魔剣を奴に突き立てた。奴は素早く飛び上がり私に襲いかかる。
幾度となく奴に向かって剣を振った。奴も、剣を避け私を襲う。
奴が、私の腹部目がけて来たとき、剣を斜めから振り下ろした。
そのとき、確かな手応えを感じた。ブーーン。
奴は、壁と鉄の箱の隙間に挟まっていた。
私は、安堵し奴にとどめをさした。
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