縁が深いですよね、酒と金。
金があれば、酒が飲めるし、
酒が無ければ、金で買う。
当たり前の話なんですが、
私の昔話を。
神戸にて、
ここでは、お酒もあるのですが、
ギャンブル・スロットにはまりました。
毎日のように、仕事が終わって、
閉店まで打っていれば、勝つ日もありますが、
負ける日が多いのも事実。
実際、給料では足りずに、キャッシングしていました。
その中で、大きな失敗が一つ。
大勝ちした日に、神戸で飲み歩き、
怪しき店へ。
ちょっと、女の子と話をして、ビールを飲ませただけで、
30万円。
1晩でですよ。
小倉で、1、2万円ぼったくられるのは安いほうだと思いました。
流石、都会だ、怖い怖いと。
年月を重ね、借金は雪だるま式に増えました。
あるとき、その苦しさから、自殺を試みたのですが、
自殺できず。
借金のことを会社に言いました。
そうすると、その会社は親切にも、お金を管理してくれるようになりました。
多分、その当時から、お酒が原因だったのではないかと、
今となってはそう思いますが、
その当時は、断酒直前ほど、飲みすぎていたわけではありませんでした。
まだ、コントロールできていたほうだと思います。
1年ほどで、借金を完済しましたが、
会社とは不仲となり、北九州に戻りました。
ちょうど、30歳ぐらいのころです。
その後、北九州で就職。
仕事の関係で、福岡・博多に転勤。
ここでも、職を転々とし、
最後の職場となるところで、
借金は返せなくなりました。
自己破産です。
当然、お前はマネージメントできない。
だから、社長がお金の管理をしました。
このときが、一番お金に苦しんだときでした。
年齢は40過ぎ。
ありとあらゆるものを売りました。
金になりそうなものから、片っ端に売りに行く。
親に買ってもらった、テレビも売ってしまって、
それで、飲んでいました。
もう、完全にお酒に支配されていました。
酒なしでは生きていけない。
そんな感じで、
終には、飲酒運転でつかまってしまいました。
ただ、その前に社長も飲酒運転で捕まっていたので、
しばらくは、社長の足として働いていました。
当然、免許返納ですので、
足の役には立ちません。
程なく、退職しました。
その後、私は生活保護を受けました。
金銭面で言えば、
働いているときよりも随分と楽になりました。
それほど、働いているときは、収入が少なかったのです。
生活保護でも、相変わらず、飲んでいました。
その後、母の介護で、北九州で生活するようになり、
事故に遭い、今があるのです。
そういえば、
酒
と言う字は、
さんずいに酉という字を書きますよね。
酉のように逃げてしまう水という意味なんでしょうか?
字を考えた人に会って、聞いてみたいですね。
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