夕方のことでござる。
突然、雹やら霰やらが城(会社)に降り始めた。
拙者の住処は山の麓にありまするゆえ、積もってはたまらぬと思い
勤めもそこそこに切り上げたでござる。
城をでて、籠(車)をみると屋根は真っ白になっていた。
急いで籠に乗って、取りあえず籠を走らせたでござる。
帰り道の安部山という場所は、道が真っ白になっていた。
拙者はそれを見て、明日は雪かきをする覚悟で帰ったよ。
だが、拙者の住処は積もっておらんかった。
拙者が安心して、夕飯を食しているとき、
びゅっ。
何かと思えば、突然の矢文(電話)であった。
「今日は、雨が降っている故、れいのものは明日でかまわぬ。」
拙者は天の邪鬼であるゆえ、「今日行く。」と矢文でかえし、
食事もそこそこに切り上げて、ぶつをもっていったでござる。
天気は雨に変わっていたでござる。
ぶつを届けたら酒を振る舞われて、つい長居をしてしまった。
住処に帰るときは雨は止んで、すっかり晴れていた。
空には、寺子屋(学校)で習ったおりおん座とおおくま座があったでござる。
それ以外の星座は、拙者は噸と忘れてしまった。
しかし、久しぶりに星が眺められて妙に嬉しかったでござる。
これにて、今日の拙者の呟きはおしまいでござる。
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